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新興国投資初心者を徹底的にガイドしていくサイトです。

管理人:hojyaman

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新着情報・FAQNEWS&FAQ

新着情報

2010年12月24日
各国基礎データーを更新いたしました。
2010年12月26日
リンクを更新致しました。
2010年12月30日
トップページを更新致しました。
2011年1月1日
あけましておめでとうございます。



サポート情報(FAQ)※ご質問待っています。

新興国投資について

Q.
32歳投資初心者です。
余裕資金から毎月5〜6万円ずつインデックス投信の積立を始めたいと思っています。
(銘柄はコストの安さからSTAMインデックスシリーズを考えています)

基本的な資産配分は自分なりに以下のように考えてみました。

 国内株式:2万円
 海外株式:2万円
 海外債券:1万円

困っているのは新興国にも投資したい……のですが、積立は最低1万円以上(以降は千円単位/SBI証券)。
「新興国への投資は全体の1割程度が目安」と書籍で読んだことがあるのですが、たとえば上記の資産配分5万円に新興国株式1万円を追加すると、全体に占める割合は15%以上になってしまいます。
また新興国株式を組み入れるなら新興国債券も考慮すべきなのか、それだとさらに新興国比率が高まってしまうなど……

そもそも月5〜6万円の積立投資で新興国にも投資したいというのは欲張りすぎなのでしょうか。

A.はじめまして。

ご質問の内容にお答えする前に、投資の手始めとして、インデックス投信の積立から始められたのは、とても良いかと思います。また、できればノーロードの商品を選んで、始められることが良いと思います。

さて、ご質問の資産配分の1割を、新興国へと投資したいというご要望につきましては、カブドットコム証券であれば、1,000円積立から始められますの で、新興国株式投信や債券投信等を選んで頂いて、金額を数千円単位づつ持つのであれば、ポートフォリオの中で新興国への投資をすることは可能だと思いま す。

また、カブドットコム証券では、STAMシリーズも扱っていますが、それよりもeMAXシリーズの方がコストも割安で、かつ、リターンが比較的良いものが多いですので、是非比べて見てください。

ちなみに、投資を始められてから勉強されて、是非ETF(上場投資信託)等も資産構成に入れて行って頂ければ、よりリターンの高い資産構成にできます。
投資信託よりもETFのほうが優れているものが多いためです。(国内証券会社で扱っているものですと限られてしまいますが。)

Q.
新興国の投資はハイリスク・ハイリターンと聞きます。
ハイリターンはよく分かります。発展中だからこの先よく成長するという意味と思います。
一方、リスクは、個人的にハイリスクでないと思っています。
理由は、まだ経済が発展していないため、そんなに落ちようがないと感じています。
そんなに、落ちようが無いため上がるしかないと思います。

確かに投信の基準価格の変動は大きいと思いますが、長年の目でみると確実に上昇することは
間違いないと感じます。
その上昇は、先進国より確実性が高いと思います。
このため、新興国の投資は先進国よりリスクが低いと感じています。

どの辺りが、誤解していますでしょうか?

世間一般に言われている
先進国のハイリスクの意味を教えていただきたくお願いします

A.長期的には先進国株式も新興国株式も上昇することは私も間違いないと思います。
しかし、10年程度の期間では新興国の株価の上昇が先進国に大きく負けることはおおいにありえます。
実際、過去にそういうことがありました。

先進国市場全体と比較すると新興国市場はまだ小さいので、
先進国の投資家たちが何らかの理由で新興国の市場から資金を引き上げると、
それだけで新興国の株式や通貨は大きく下落してしまうことになります。

先進国株式も下がるときには大きく下がるのですが、
新興国株式では先進国よりもそういうことが頻繁に起こるところが怖い。
次のチャートを見て下さい。

http://finance.yahoo.com/charts#chart2:symbol=%5Ehsi;range=19940101...

このチャートは1994年1月から2004年1月までの10年間の中国と米国の株価指数のチャートです。
青が中国で赤が米国です。
2004年当時にこのチャートを見て、新興国に期待できると確信できていたでしょうか?
ここ数年の特別な時期に中国株式が急上昇したことに判断が大きく影響されていないでしょうか?

1997年から1998年の中国株式の下落はアジア通貨危機のときの下落です。
2000年から2003年にかけての米国株式と中国株式の下落は
先進国でのITバブル崩壊による世界同時株安期における下落です。
このように新興国株式は新興国特有の原因(上の場合はアジア通貨危機)でも下がるし、
先進国の経済の失速につられても下がります。
こうやって比較すればどちらのリスクが高いかは明らかだと思います。

新興国のリスクが低いと思っている人はおそらくここ数年の特殊な時期のデータしか知らないのでしょう。
1997年のアジア通貨危機をおぼえている人であれば新興国への投資の怖さをよくわかっているはずです。

ちなみに、リスクとは変動幅の事をいいますので、新興国は上昇期待も大きい分、政治的、経済的な不安定さがあるので、大きく下落することもあります。そのため、ハイリスク、ハイリターンと捉えてていただければと思います。




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